みなさんこんばんは🌖
今日は、嫌われ者の「ドクダミの使い道」についてお伝えします。
日々、誰かと畑や花壇をいじりながらおしゃべりをしていると、
「ドクダミがこんなに生えちゃって困っちゃう」
と、必ずといっていいほど耳にします。
この夏ドクダミローションや化粧水を自作して使用し、
薬草としてのドクダミの恩恵を受けてきた私は
ドクダミはそんなに悪い植物ではない
むしろ大切にしたい植物だ
と心の中で思いながら話を聞いています。
我が家の花壇では、ラベンダーの根元をドクダミが覆ってくれています。
夏はどうしても土が乾燥気味になりますが、こうやって土が覆われることで、保湿の役割も果たしてくれています。
お互いに助け合って生きているんだな、
ありがとうね、
という気持ちでドクダミを観る今夏です。
軒下で乾燥させたドクダミ
さて今日は、ドクダミの使い道を
ドクダミ化粧水・虫刺され用ドクダミローション・ドクダミ湿布
の3本だてでお送りします。
よかったら覗いていってくださいね🕊
※ご紹介する内容はあくまでも民間療法です。お試しになる場合は、その点を十分にご留意くださいませ。
🧪ドクダミ化粧水の作り方
まず最初に、ドクダミ化粧水の作り方をご紹介します。
このドクダミ化粧水は、アルコールを使用せずに作ります。
特に、アルコールが苦手な方、アルコールフリーのドクダミ化粧水の作り方をお探しの方におすすめです。
さて、ドクダミ化粧水作りには、乾燥させたドクダミが必要となります。
そのため、まずは「乾燥ドクダミの作り方」からご紹介します。
乾燥ドクダミの作り方
ぜひ晴れた日に行ってください。ドクダミの葉が乾きやすく、おすすめです☀️
- ドクダミは花がつき始めた頃を目安に、茎から上を刈って収穫します。
- 刈ったドクダミを軽く水で洗い、できるだけ重ならないように広げて水気を切ります。
- ある程度水気が切れたら、少量ずつゴムなどで束ねます。この時、虫や汚れた葉を取り除きながら行います。
- 軒下や室内に吊るして乾燥させます。
- 十分に乾燥したら、最後にゴムをほどき、保存容器に入れて保存します。
さて、乾燥ドクダミができたら、早速化粧水作りです。
化粧水作り
材料
- 乾燥ドクダミ 20-30g (好みの量でもOK)
- 水 540ml
- グリセリン (後述)
- 精製水 (後述)
道具
- 鍋(ステンレスかホウロウ)
- 濾し器 or ザル or サラシ
- 保存容器 x 2
化粧水作りは①煎じ液づくり→②化粧水づくりの順で行います。
①ドクダミ煎じ液の作り方
- 鍋に水と乾燥ドクダミを入れる。
- 中火にかけて沸騰させ、そのあと弱火にし、水の量がだいたい半分になるまで煮る。
- 火からおろしたらすぐに、できあがった「ドクダミ煎じ液」を濾す。
- できあがった「ドクダミ煎じ液」と同量のグリセリンを合わせてよく混ぜる。
ex. 250ml (250g) の煎じ液ができたら、250ml (できあがり量 x 1.26 = 315g) のグリセリンを加える。 - 最後に、清潔な保存容器に入れて冷蔵庫で保存する。
②ドクダミ化粧水の作り方
できあがった煎じ液と精製水を混ぜて作ります。
好みで配合を変えて、自分好みのテクスチャーに調整します。
しっとりタイプ (グリセリン濃度10%)
- ドクダミ煎じ液 20ml
- 精製水 80ml
さっぱりタイプ (グリセリン濃度5%)
- ドクダミ煎じ液 10ml
- 精製水 90ml
作り方
- 清潔な保存容器に、できあがった煎じ液を入れる。
- 精製水を加えてよく混ぜる。
- 冷蔵保存で1週間を目安に使い切る。
ここでのポイントは、必ず少量ずつ作ることです。
私ごとですが、一度長期旅行をした際に、ドクダミ化粧水を一緒に携帯しました。
数日で腐ってしまったらしく、温泉の脱衣所で化粧水を使った瞬間、異臭が周囲に漂い大変な思いをしました。
手作りだと防腐剤不使用で安全ですが、その分腐りやすく、注意が必要です。
それさえ守れば、心地よい香りを保ったまま、ドクダミ化粧水を安心して楽しむことができますよ。
🦟虫刺され専用、ドクダミローションの作り方
さて、こちらも乾燥ドクダミを活用して作ります。
化粧水と違って、こちらはとても簡単にできてしまいますよ。
ドクダミローションの作り方
材料
- 乾燥ドクダミ
- ホワイトリカー
道具
- 保存容器
- 濾し器 or ザル or 茶漉し
作り方
- 保存容器いっぱいに乾燥ドクダミを詰める。
- ホワイトリカーを乾燥ドクダミがかくれるまで注ぎ入れて蓋をする。
- 約1ヶ月ほど冷暗所で保管したらできあがり。
使い方
使う分だけを小さな保存容器に分けて使用します。虫刺されに原液をそのまま塗布します。もし痒みがなかなか治らない場合は、何度か塗ってみましょう。だんだんと痒みが落ち着いてきますよ。
🌿傷や痔に効く。ドクダミの湿布
私は頭を使いすぎたり、疲れてくるとお尻の周りが荒れてきます。
そんなときに作るのが、ドクダミ湿布です。
生の葉を摘んで、トースターでチンするだけですが、かなり即効性があります。
このお尻周りのへの使用は、私の完全オリジナルです。そのため、万人に効果があるかどうかは不確か....
一般的に、この生葉を使った湿布は「化膿した傷に貼ることで排膿を促す」といった目的で使用されているそうです。
実際に化膿した部分に貼ってみると、確かに傷の治りが早くなる気がします。
効果があるかないかは、実際に試してみるしかないのですが...
とりあえずこちらで作り方をご紹介しておきますね。
ドクダミ湿布の作り方
①ドクダミを摘む: まず、ドクダミを5枚ほど摘んできます。
②ドクダミを包む: 摘んできたドクダミをサッと水で洗います。そのあと重ねてアルミホイルで包みます。
③トースターで焼く: アルミホイルで包んだドクダミをトースターで約3分焼きます。
※加熱しすぎるとドロドロで扱いにくくなるので注意します。
③貼る: しんなりと柔らかくなったらできあがり。傷口などに貼って使用します。
乾燥ドクダミは開花時期の一番薬効が高まるものを収穫して使用します。一方生葉の湿布は、ドクダミの葉がある時期であれば、いつでも思い立った時に葉を摘んで作ることができるのでとても便利です。
興味のある方は是非試してみてください🌻
🦦終わりに
いかがでしたでしょうか?
ドクダミの香りも何度も嗅いでいると、とても心地よい香りに感じてきます。
特に化粧水はドクダミの優しい香りに癒されるほどです。
今日ご紹介したもので、気になるものがありましたらぜひ作ってみてくださいね。
また、ローズマリーを使用したシワ・シミに効果があると言われるローズマリー軟膏の作り方も後日ご紹介しようと思います。
そちらもぜひ合わせてご覧ください。
ちなみに薬草シリーズとして、歯肉炎に効くハコベ使った歯磨きペーストの作り方も紹介している記事がありますので、よかったらご覧ください。
では、今日もお読みいただきありがとうございました🌈
またぜひこちらでお会いしましょう🌛
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